プライマー、はく離コーティング、はく離紙
プライマー、はく離剤、はく離紙が面白い!!

プライマー、はく離剤、はく離紙が面白い!!

プライマー(粘着剤固定用プライマー)は粘着テープの重要な構成要素です。 一方、はく離紙とはく離剤はテープを簡単に巻き出せるようにしてくれています。



実は、粘着テープの粘着メカニズムは皆さんが思っている以上に複雑です。 粘着力を発揮するために複数の要素がそれぞれうまく働かないと機能しません。 そのひとつの要素は、プライマーと呼ばれ、粘着剤を基材に固定する役割を担っています。 粘着テープの引き出しやすさを左右する要素は何でしょう?ユーザーの力加減ではありません。 ここでは粘着テープを引き剥がすためのはく離層(はく離剤コーティング)が決め手となります。

プライマーとは?

粘着テープの構成要素には重要なものが2つあります。 ひとつは、粘着テープに塗工される感圧粘着剤。 もうひとつは、粘着剤が塗布される基材(紙、フィルム、布、フリースなど)です。 今日では、さまざまな用途に適した粘着テープがあり、 接着の速度、耐久性、接着強度がさまざまな組み合わせになっています。

これら性質に大きな役割を果たすのがプライマーです。 プライマーは、基材に塗布され、粘着剤の粘着力を強化する薄いレイヤーを形成します。 粘着剤を基材にしっかり固定する必要がある場合は、必ずプライマーが使用されます。 例えば、粘着テープの使用が一時的で、はがす際にのり残りがあってはならない場合(マスキングテープなど)が、これに当てはまります。

また、粘着テープで2つの物体を永久固定する場合も同様です。 粘着力が大変高いので、粘着テープで鏡を壁にしっかり固定することができます。 プライマー使用しなければ、粘着剤と基材の接着が足りず、鏡は壁から落ちてしまいます。

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片面・両面テープの構造

片面(左)・両面(右)粘着テープの構造 1)はく離コーティング、2)基材、3)プライマー、4)粘着剤、5)はく離紙(シリコンコーティング)、6)粘着剤(閉鎖面)、7)プライマー、8)基材、9)プライマー、10)粘着剤(開放面)
片面(左)・両面(右)粘着テープの構造 1)はく離コーティング、2)基材、3)プライマー、4)粘着剤、5)はく離紙(シリコンコーティング)、6)粘着剤(閉鎖面)、7)プライマー、8)基材、9)プライマー、10)粘着剤(開放面)

プライマーによる粘着力の向上

基材を顕微鏡で見ると、プライマーの効力が明らかになります。 基材は粘着テープ上の粘着剤をしっかり保持しなければなりません。 多くの場合、基材には実用性の高いプラスチックが使われます。 しかし、プラスチックやその他の素材の中には粘着剤が付着しづらいものがあります。 ポリエチレン、ポリプロピレン、テフロン、ゴム、シリコンなどがその例です。 専門家はこれを「低表面エネルギー」と呼びます。  それらの表面にプライマーを使用すると表面張力が高くなり、結果として、基材と粘着剤の接着が強固になるのです。

はく離コーティング、はく離紙も重要です。

両面テープの両面を使用するためには、はく離紙を除去する必要があります。

粘着テープを使いやすくしている重要な要素がもうひとつあります。 はく離コーティングやはく離紙と呼ばれる分離レイヤーを背面に持つ粘着テープでは、巻いた状態のテープが背面に貼り付かず、剥がし易くなります。 はく離紙は、主に両面テープで使用されます。 シリコンコーティングされた紙やフィルムははく離紙の代表例です。 最適なはく離紙の種類は、用途によって変わります。 ダイカットされる場合は、ポリエステル製のはく離紙が好まれます。 一方、テープが湿気にさらされる場合、寸法安定性のあるポリエチレンコーティング紙が主に使用されます。 そして、最も多いのが紙製のはく離紙です。

片面テープの基材と両面テープのはく離紙には、はく離コーティングが施されます。 はく離コーティングは、テープを引き出す際に安定感を与えます。 これは、自動工程中に高速でテープが引き出される場合に非常に重要です。 お客様のニーズに合わせて、テープの引き出しやすさを調整するため、さまざまなはく離コーティングが用意されています。

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両面テープ用はく離紙

テープを引き出し、正しく貼り付けるためには、粘着剤をはじく特性のはく離紙が必要です。 素材はプラスチックフィルムや特殊な紙です。

  • グラシン紙: 標準的なソリューション
  • PE塗工紙: 耐湿性
  • MOPPフィルム: 主にダイカットと自動工程向け
  • PEフィルム: 主にフォームテープ用
  • PETフィルム: 主に電気・電子産業向けの精密なダイカット向け
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素材

グラシン紙

PE塗工紙

MOPPフィルム

PEフィルム

PETフィルム

特徴

▪ 手切れ性
▪ 高い引張強度
▪ 優れた

▪ 優れた寸法安定性
▪ PEレイヤーが吸湿を防止
▪ 手切れ性

▪ 寸法安定性、高い引張強度
▪ 耐湿性

▪ 厚みのある製品を巻ける高い柔軟性

▪ 優れた耐熱性(最大150°C)
▪ 優れた厚み

▪高密度な紙で安定性抜群。
▪ ダイカット性良好。

▪ 高い引張強度
▪ 優れた耐静電気性
▪ ダイカット
 

▪ 厚公差
▪ ダイカットが可能
▪ 半透明

耐湿性

▪ 寸法安定性、薄手
▪ ダイカットとキスカットが可能
▪ 透明