オランダ通り(Holland Boulevard)、スキポール空港
アムステルダム国立美術館スキポール空港分館 ガラスとアートの融合

アムステルダム国立美術館スキポール空港分館 ガラスとアートの融合

glasssolutions社は、tesa® ACXplusテープで10,000枚のガラスパネル接合し、美しいアートパビリオンを完成させました。



アムステルダム - スキポール空港構内のオランダ通り(Holland Boulevard)には、きわめて価値の高いガラスの建造物があります。 このガラスのパビリオンの内壁はカーブを描いており、10,000枚のガラスパネルから造られています。Glassolutions社ではtesa® ACXplusテープを活用し、このガラスパネルを接合しました。 このように粘着テープを使うことで、これまでにはない大変革新的なデザインの建造物が初めて可能になりました。 これまでは、こここまで大規模(2,200㎡)なガラス製の建造物が建てられたことはありません。 アムステルダム国立美術館スキポール空港分館に展示される芸術作品は、ダイヤモンドのような美しい光を放つひび割れたガラス壁の向こう側で輝き続けることでしょう。

このガラスの建造物は国際的な注目を集め、粘着テープが建築に使える素材であることを示す代表例となっています。2017年 6月には、何百万人もの訪問者がオランダ通りを歩くことになるでしょう。このオランダ通りは、現在スキポール空港の構内に建設中です。 EゲートとFゲートの間にある広場には、アムステルダムの建築設計会社NEXTによる新しい内装が設置されることになります。 サンゴバンGlassolutions社が落札したHermansグループ設計のの美術館改装プロジェクトには、68トンもの建築用ガラス素材を中心部(ショールームや店舗用)と外壁に使用しています。 通りを歩く旅行者は、弧を描く美しい半透明のひび割れたガラスの外壁に沿って歩くことになります。

半自動の組み立て作業

Glassolutions社とテサは両者ともありとあらゆる手段を講じ、この野心的なプロジェクトを成功させたのです。 一例をあげると、ガラスメーカーは、このプロジェクトのために、板ガラスを積層するラインを新設し、 熟練したスタッフチームが10,000枚の3200mm x 70mm x 10mm(高さx幅x厚さ)サイズのガラス板を積層接着していきました。 それぞれの板には、上から下まで6mm幅の両面テープが2本が接着されます。 正確な貼り合わせのため積層ステーションを用意し、Glassolutions社は両面テープの正確な位置合わせを行い、正確な圧力で貼り合わせることができるようにしました。 ライナーを剥がし、7枚のガラス板が積層され部品が完成。 このようにして、トータルで2,200平方メートルのガラス板が貼り合わされ、合計1,500個の積層ガラスブロックが作られました。

装飾仕切り壁

この重量のある建築用ブロックを組み立てるには、精密さと職人の熟達した技能が必要です。 Hermans Glass社は、これらのガラス製ブロックを組み合わせ、3.37メートルの高さの装飾的な仕切り壁を作り上げました。さらに、この壁にはところどころショーケースも組み込まれています。 これらのガラス製ブロックは、Glassolutions社によって床と天井に取り付けられたフレームに沿って設置され、あらかじめ取り付けられていたtesa® ACXplusテープによってそれぞれ接着されます。 半径が50-145cmのカーブしているU字型の壁をつくるために、Glassolutions社は異なる厚さのテープ(1-3mm)を用途に合わせて使用しました。。 また、壁やカーブ部分の一部には、光をより強く反射させるためにステンレス反射板のリアウォールを使用しています。

接着部分が見えない

Glassolutions社は建築家やクライアントの厳格な要請に応えるために、さままざな組み立て技術をテストしました。 これらのテストの結果、透明でしっかりと固定ができるtesa® ACXplus両面テープが予算にも見合う最も理想的なソリューションであることが分かりました。 Martin Weerheim氏は、「tesa® ACXplusは他のテープに比べて柔らかく、柔軟です。それに加えて、他のテープよりも気泡が入りにくいように作られています」と、このテープの主な利点を挙げています。 プロジェクトマネージャーを務めるWeerheim氏は、このテープの機能にとても感激しています。 「このテープのおかげで、私たちはガラスパネルを見えないように接合し、継ぎ目の無いひと続きの美しいガラスの壁のように仕上げることができるのです。 建築物の必要に応じて、さまざまなテープをガラスパネルの内側や外側に使用することで、さまざまな半径のカーブに対応することができます。 これらのカーブには、従来のガラス曲げ加工のやり方ではまったく不可能でした」

理想的な接着

Glassolutions社は、ガラス製のパビリオンが持続的に品質を保ち、建造物としての構造強度を持ったものとなるようににテサと綿密に技術的な打ち合わせを持ちました。 tesa B.V.のアカウントマネージャーのEric Deibel氏によれば、残念ながら粘着テープと聞くと強度が足りないというイメージになりがちだそうです。 「粘着テープはしっかりと責任を果たせる建築用の接合素材です。しかし、その能力が発揮できるかどうかは、それぞれの特殊な構造に適しているかどうかにかかっています。 スキポール空港のガラス壁は構造部材として荷重を受けることが想定されていないこともあり、tesa® ACXplusの使用は正しい選択でした。 この高品質の粘着テープは、伸縮性のない硬直した素材やガラスにもよく接着します。そして、高い粘弾性を備えているおかげで、構築の際に生じる摩擦や負荷を効果的に緩和します。」

メンテナンスの手間が少なく、安全

これらのテストは、スキポール空港がこのガラスの建造物に対して求めている厳格な安全性やメンテナンスの基準を満たしていることも証明しています。 「思いもよらぬ事故が起こるのを避けるために、私たちはさまざまなテストを行いました。」とWeerheim氏は話しています。 「これらのテストによって、ガラスパネルが破損しても鋭い破片が発生しないようになっており、簡単に取り替えられることも証明されています」 tesa® ACXplus粘着テープ自体には耐火性があり、洗浄剤への強い耐性も備えています。 とりわけ革新的なのは、コーヒーがかかった場合や湿度の上昇によって起こるへ変色やゴミやホコリなどの吸着を回避するために、とても細かいガラスパウダー(「滑らかで光沢のある」)でテープの粘着剤側面部分を加工していることです。 

これらのガラスパネルのユニットは3月中旬から段階的に(フロアのスペースが埋まってしまうのを避けるため)スキポール空港へと運びこまれます。 このガラスの建造物は9月に完成する予定となっています。

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