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厳格化する自動車内装のVOC規制

自動車メーカーが厳しさを増す国際基準を満たすことを手助けするため、当社は自動車内装向けに2つの低VOC製品セグメントを提供しています。

2017/02/28

当社の低VOCテープは、お客様が厳しさを増す国際基準を満たせるようサポートします。

中国政府は昨年初め、自動車内装の排出に関する国内規格を見直し、その許容排出値を引き下げました。 中国国家標準規格(通称、GB規格)として知られるこの規制制度は、頻繁に改正されています。 世界最大の自動車市場を持つ中国でこういった改正があると、世界全体の自動車産業に影響が出ます。

中国の新規格では、揮発性有機化合物(VOC)の自動車内での許容排出レベルが以前よりも低く設定されています。 有機物質の中には室温で揮発するものもあり、VOCの発生源としては構成素材や繊維素材、粘着剤が挙げられます。 VOCの中には人体に有害と考えられるものもあり、室内では歓迎されません。

特定の可塑剤や粘着剤から発生するVOCは新車に特有の臭いの原因とされており、中国では敬遠されています。 実際、J.D.パワーが中国で初期品質調査を実施した結果、この不快な臭いが2年連続で自動車購入者の不満項目ランキングで1位となっています。 米国で行われた同様の調査では、同項目はトップ20にすら入っていません。

市場の国際化が進む中、自動車産業は環境コンプライアンスという点で難題に直面しています。 世界の機関やお客様にとって、自動車内装のデザインや設計に影響を与える要因は、中国のGB規格以外にも無数にあるからです。

                        

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当社は低VOC粘着テープに加え、総排出量を非常に低いレベルに抑えることを可能にする超低VOCセグメントを新たに生み出しました。
テサ®自動車: 内装取り付け
自動車メーカーが厳しさを増す国際基準を満たせるよう、当社は自動車内装向けに2つの低VOC製品セグメントを提供しています。

テサの内装取り付け、ケーブル取り付け、コックピット、ドア、シート向け低VOCソリューション

当社が自動車内装、ケーブル取り付け、コックピットドアシート向けに提供するラインアップは環境性能に従って2つのセグメントに分類されます。 当社は低VOC粘着テープに加え、総排出量を非常に低いレベルに抑えることを可能にする超低VOCセグメントを新たに生み出しました。

自動車産業の低VOC宣言は、国際的に統一された明確なガイドラインに準拠しているわけではありません。 しかし、当社は低VOC規格で世界の最先端を行く中国のGB規格をベンチマークとすることを決めました。

世界の自動車業界の申告物質リスト(GADSL)では、約3,000種類の物質が要申告物質に指定されています。 厳格化された自動車内装向けの新ガイドラインでは、8~13種類の物質が特別指定を受けています。 当社の低VOCカテゴリーに属する製品は、中国のGB規格および日本自動車工業会(JAMA)が指定する禁止物質を一切含みません。

テサはお客様との約束、そして環境への配慮と真摯に向き合い、その結果、車内の空気をより良いものにするという世界的な要求に応えるべく、明確な低排出戦略を実行することを決めました。 自動車メーカーは政府が定める厳しい規制に沿って排出基準を設定しているため、当社のテープは国や市場を問わず、最新の排出基準を満たすように設計されています。