1950年代には、テサのロゴ入りのトラックや列車、バスがドイツ全土で見られました。
テサの歴史

テサの歴史

テサのサクセスストーリーは、失敗に終った絆創膏の開発と共に始まります。 1890年、オスカー・トロプロヴィッツ博士が創業者から研究室を引き継いだ時、薬剤師のパウル・C・バイヤスドルフは絆創膏の開発に取り組んでいました。 バイヤスドルフは高い粘着力を持つ絆創膏の開発に成功する一方で、それが引き起こす肌のトラブルを解決できませんでした。 トロプロヴィッツ博士はこの失敗を生かし、1896年に最初の粘着テープを発売しました。



今日、テサは産業用途、プロ用途および一般消費者向けに粘着製品とシステムソリューションを提供する世界有数の企業となっています。 テサの歴史とテープ技術をご覧ください。

1906

エルザ・テスマーは1903年4月から1908年10月までハンブルクのバイヤスドルフで、初めは事務員として、後に事務局マネージャーとして勤務しました。 この女性のファミリーネーム(Tesmer)の最初の2文字とファーストネーム(Elsa)の最後の2文字を合わせて、Tesaという名前が生まれました。
秘書エルザ・テスマーがブランド名のテサ®を考案

ブランド名「テサ」の誕生

テサ®という名称はハンブルクのバイヤスドルフで、1903年4月から1908年10月まで、初めは事務員として、後に事務局マネージャーとして勤務した秘書エルザ・テスマーの名前に由来します。 この女性のファミリーネーム(Tesmer)の最初の2文字とファーストネーム(Elsa)の最後の2文字を合わせて、Tesaという名前が生まれました。

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1908

テサ®は、ペベコ歯磨き粉用チューブのブランド名でした。 しかし、チューブ事業は失敗に終わります。
テサ®煉り歯磨きチューブ

歯磨き粉チューブのブランド名として考案されたテサ

創業当初、テサ®というブランド名はいつかの製品に用いられていました。 例えば、ペベコ煉り歯磨きに使われたチューブがそのひとつです。 しかし、チューブ事業は失敗に終わります。

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1936

1936年、テサの粘着テープ「テサ粘着フィルム」が発売
テサ粘着フィルム包装

テサ粘着テープの誕生 – ハンブルク

1936年2月17日に発売された透明なゴムテープでは、初めて商品名に「テサ」が使われました。 当時25歳だったフーゴ・キルヒベルクがバイヤスドルフの求人に応募し、まだ規模の小さかったバイヤスドルフのゴム粘着テープを成功させようと決意します。 「粘着フィルムK」は2種類の長さと6種類の幅で市場に出され、発売時は「クリスタルクリア」、「クリア・イエロー」、「ブラック」の3色が用意されました。 色のバリエーションは、その後徐々に増えていきます。

工場で生産された食品とその保存期間の重要性が急上昇していた当時、粘着フィルムKはジャムの瓶やパン・クッキーのブリキ缶、ドライフルーツのボール紙製パッケージを密封する際に重宝されました。 テサフィルム®の前身であるこのテープが1936年に発売された時、キルヒベルクは鋭い嗅覚で潜在的な顧客のニーズを感じ取っていました。 同年、キルヒベルクは今日のデスクに欠かせない存在となっているテープディスペンサーを開発します。 特許番号661115として登録された「乾燥糊をコーティングした粘着テープロールのディスペンサー」の原理は、21世紀の今日までテサが守り続けています。 使い方が簡単で、その利点が一目瞭然でなければ、本当にいい製品と呼ぶことはできません。

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1941

「テサ粘着フィルム」を略して、テサフィルム®という製品名が生まれました。その後、テサ®はグループの全粘着製品の統一ブランド名になります。
テサ®ロゴ 1941

テサがブランド名に

キルヒベルクは粘着テープの他に、もうひとつの製品の宣伝に取り組みました。 塗装用テープ「テサクレップ®」の発売以降、テサはグループの粘着製品全ての統一ブランドになります。 テサフィルム®という名称は、「テサ粘着フィルム」の略称として生み出されました。 今日、テサクレップ®とテサフィルム®はいずれも、この製品カテゴリーにおける定番となっています。

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1954

史上最高のベストセラー: 窓とドアの隙間をふさぐテサモール®が開発され、1年後に発売されます。
テサモール®の宣伝

テサモール®の開発

気温が氷点下となり、 北風が吹き抜ける寒い冬。 そんな日は暖かい自宅で快適に過ごしたいものです。 しかし、それは50年代初頭、夢物語に過ぎませんでした。 建物は戦争の影響でボロボロ、質の高い建築資材も不足していました。 しかし、この厳しい状況をきっかけに、テサのエンジニアは素晴らしいアイディアを思いつきます。 それは職人の手を借りずに、しかも安価に窓やドアの隙間風を防ぐツールの開発につながりました。 開発チームは1954年、プラスチックフォーム製粘着プロファイルシールの発明に成功します。 1年後、同発明はテサモール®という商品名で発売されました。 ここで言う「モール」は伸縮性のある素材(mollis:ラテン語で「柔らかい」の意)を意味し、「快適な暖かさ」を意味するドイツ語の「mollig」を連想させます。 今日に至るまで、この商品は全世界で愛用されています。 温暖な気候の国々では、テサモール®は高温、砂塵、害虫から生活空間を守る役目を果たします。

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1968

テサは、専門小売店で日曜大工向けに、製品を明確かつプロフェッショナルに展示するための、特別な陳列棚を開発します。
販売用陳列棚、1968年

時代の先へ: 専門店向け陳列棚

テサは、専門小売店で日曜大工向けに、製品を明確かつプロフェッショナルに展示するための、特別な陳列棚を開発します。

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1972

カティ: ドイツのテレビCMで、自信満々の少女が、父親に日曜大工のアドバイスをします。

テサの”カティ”が世界を席捲

テサは積極的なテレビCM戦略で、ドイツの建築資材・日曜大工市場で絶対的な地位を確立しました。中でも一世を風靡したのが、おてんば娘カティが登場するCMです。 カティが自信満々にチューブを扱うシーンは、3年間にわたり、毎週土曜のゴールデンタイムのニュース番組直前に流されていました。 CM中に、幼いカティが、テサの粘着テープを使うことで、屋内外での作業がどれほど楽になるかを父親に説明する場面があります。 このような親子の関係性は、1950年代には考えられないものでした。それはテサにとっても同じです。 当時はまだ日曜大工は男性のもので、趣味や手仕事は女性のものだと考える風潮がありました。 しかし、女性解放運動が始まった1968年以降、テサはカティの宣伝により世間を驚かせます。 そして「カティとダディ」の活躍は、テレビの世界にとどまりませんでした。 テレビがそれほど普及していなかった当時、この人気コンビはプリントメディアの広告にも登場しました。

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1973

勤続年数39年の古株、フーゴ・キルヒベルク(当時、テサ部門部長)が引退。 この時、テサの製品数は約600種にまで拡大していました。
フーゴ・キルヒベルクが引退、1973年

ミスター・テサが引退

勤続年数39年の古株、フーゴ・キルヒベルク(当時、テサ部門部長)が引退。 この時、テサの製品数は約600種にまで拡大していました。

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1974

バイヤスドルフが、粘着テープ事業の更なる拡大を目指し、化粧品、医療、医薬品、テサの4事業部制を導入します。
事業部になったテサ

テサ事業部

バイヤスドルフが、粘着テープ事業のさらなる拡大の序曲として、化粧品、薬品、医療、テサから成る4事業部制を導入。

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1976

テサは、オッフェンブルクで高層棚倉庫の操業を開始
オッフェンブルク倉庫

自動倉庫

テサはオッフェンブルクで高層棚倉庫の操業を開始。別になったピッキングエリアと、操業開始当時8,000(後に10,300)近くのパレットスペースを備えた、最新式の自動倉庫技術を採用しました。この時、テサの合計製品数は2,500種に達していました。

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1979

ハンブルク・ハウスブルッフ地区のテサ工場で、長さ1,200mの粘着テープを吊り下げたまま乾燥する、複合コーティングユニットの操業を開始。 このユニットで使用された溶剤は回収・リサイクルされるため、高効率で排気を浄化できるようになりました。
ハンブルク工場の乾燥装置

1,200メートルの粘着テープ

ハンブルク・ハウスブルッフ地区のテサ工場で、長さ1,200mの粘着テープを吊り下げたまま乾燥する、複合コーティングユニットの操業を開始。 このユニットで使用された溶剤は回収・リサイクルされるため、高効率で排気を浄化できるようになりました。

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1982

米国ミシガン州スパルタ市のテサ工場
米国ミシガン州スパルタ市のテサ工場

ヨーロッパ外で初のテサ工場が完成 - ミシガン州スパルタ

米国ミシガン州スパルタで、ヨーロッパ外で初となる大型テサ工場が操業を開始。 今日では、約60名の従業員が、地域の自動車産業を中心とする一般産業市場向けに粘着テープを製造しています。

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1986

オッフェンブルク工場のテサ従業員
オッフェンブルクでのテープ製造

25周年記念

オッフェンブルク工場が、25周年記念の年に大規模な新ユニットの操業を開始。 使用可能スペースは、4,000㎡から65,000㎡に拡大しました。

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1989

フライスクリーンでハエをシャットアウト
フライスクリーンでハエをシャットアウト

テサ®インセクト・ストップ

虫との戦いに終止符を打つ画期的な製品が登場: テサ®インセクト・ストップがデビューを果たし、トップセラーに。

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1990

1936年から今日までのテサのロゴの変遷
1936年から今日までのテサのロゴの変遷

新しいロゴの採用

テサというブランド名は、当初からロゴの中心的要素のひとつでした。 1990年から世界中で利用されているロゴデザインは、採用以来一度も変わっておらず、不変のブランドイメージを象徴しています: 2つのものをくっつける

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1994

テサパワーストリップ® 1996: テレビCM – 1996年

テサパワーストリップ®

釘とネジは突然、新特許製品のテサパワーストリップ®と競争することになりました。ISO 9001認証取得 テサは、ISO 9001品質保証基準の全条件を満たし、粘着テープ事業における新たな基準を打ち立てました。

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1998

テサPrioSpotは可視・不可視の4層構造に、物流、認証、製品・商標保護に関するデータを保存します。
ブランドを偽造から守るPrioSpot技術

データ保存メディアとしてのテサフィルム®

ドイツ・マンハイム出身の2人の科学者が、テサフィルム®にデータが保存できることを発見。 ホロスポット技術がブランド品を偽造から守り、サプライチェーンおける盗難を防ぎます。 科学者と共同でテサ・スクリボス社を創立。

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2000

テサ・イージースプライス・アソートメント
テサ・イージースプライス・アソートメント

印刷業界に革命

イージースプライス®の発売に伴い、テサは印刷業界のグローバルリーダーとなりました。 この技術は、ロールの交換時に安全かつスピーディーな継ぎ合わせを可能にしました。

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2001

テサ株式会社の設立
テサ株式会社の設立

会社の一部門から独立した会社へ

バイヤスドルフ・グループのテサ部門が分離独立し、テサ株式会社になりました。

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2002

オッフェンブルク工場における無溶剤製造
オッフェンブルクの無溶剤製造ユニット

新しい無溶剤製造技術

オッフェンブルク工場が、テサで開発された新たな無溶剤製造技術の実用を開始。 溶剤不使用で環境に優しい製造技術は、まず塗装用マスキングテープに採用され、その後採用範囲が他の製品にも拡大されました。

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2005

テサの蘇州プラント
テサの蘇州プラント

記録的スピードで建設された中国工場 – 蘇州、江蘇省

12月8日、中国の蘇州で研究部門を備えた工場が操業を始め、テサは世界中のお客様にまた一歩近づきました。

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BAUM: ドイツ環境マネジメント協会
BAUM: ドイツ環境マネジメント協会

環境賞受賞

テサは、ドイツ化学工業会(VCI)のリスポンシブルケア賞、さらにドイツ環境マネジメント協会(B.A.U.M.)の環境賞を受賞しました。

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2006

テサは2006年からグローバル・コンパクトに参加しています。
テサは国連グローバル・コンパクトを支援

国連グローバル・コンパクトに参加

グローバル・コンパクトは、社会および環境的に健全な国際化を実現するために策定された、世界中の企業と国連が結ぶ協定です。

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2008

ラブテク技術研究開発有限会社が、テサの完全子会社となります。 同社は錠剤にとって代わる医薬品有効成分の投与法を開発すると同時に、経皮吸収型製剤(TTS)などに特化しています。
ラブテクは現在、テサの子会社となっています

ラブテクを子会社化

ラブテク技術研究開発有限会社が、テサの完全子会社となります。 同社は錠剤にとって代わる、医薬品有効成分の投与法を開発すると同時に、経皮吸収型製剤(TTS)などに特化しています。

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2009

空に翻るテサフラッグ
テサが「欧州会社(SE)」に

「株式会社(AG)」から「欧州会社(SE)」に: テサが欧州会社に

「欧州会社(SE)」として、テサは3月30日、欧州連合内の企業に適用される近代越境法に基づく企業形態を採用しました。

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2010

テサのハンブルク工場にあるクリーンルーム施設
ハンブルクのクリーンルーム

ユニークな製造工場 – ハンブルク

両面粘着テープの新製品を生産するための、最新鋭のクリーンルームと世界で唯一のACX製造工場が、ハンブルクで操業を始めました。

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2011

2011年、テサは創立75周年を迎えました
2011年、テサは創立75周年を迎えました

テサのダブル・アニバーサリー

この年はテサフィルム®の発売75周年記念と、バイヤスドルフの会社としての独立10周年記念となりました。

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2012

テサ® ACXプラス

テサ®ACXプラスの発売

テサ®ACXプラスは構造的接合を可能にする、新たな種類のテープです。 過去最高の耐久性と性能を誇るこの製品は、どんな性質の物体にも強力に接着し、粘弾性によって高いストレス消散効果を発揮すると同時に、様々な気温や厳しい気候条件にも耐えます。

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2013

テサ新キャンパスのテクニカルイラストレーション
テサ新キャンパスのテクニカルイラストレーション

テサSE新本部の完成

テサSEの新本部がハンブルク空港の近くに建設されました。 これにより、マーケティング、管理、研究開発の各部門とテクノロジーセンターが、初めて1カ所に集結。 テサのビジネスモデルに合わせて設計された社屋の誕生により、能力を集中し、国際的競争力を高めることが可能になりました。

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2016

ノーダーシュテット(ドイツ)のテサSE新本部
テサSE本部

テサキャンパスの開設

1月28日、トルステン・アルビッヒ(ドイツ、シュレースヴィヒ=ホルシュタイン州知事)、ハンスヨアヒム・グローテ(ノルダーシュテット市長)、トーマス・シュレーゲル(テサ最高経営責任者)の3名が社員1,000名と大勢の来賓の前でテサキャンパスのオープニングセレモニーを実施しました。 同3名はセレモニーの中で、キャンパスビルとそれを構成する3部門を示す巨大なパズルを完成させました。 キャンパスは本部、研究センター、テクノロジーセンターから成り立っています。 約3年という時間をかけて完成されたテサ新本部のコンセプトは、「三位一体」です。 1億6千万ユーロという建設費は、テサの歴史上、最も多額の投資となりました。

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